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野鳥

コレクションとしてのバードウォッチング

 わりと野鳥に詳しい方だ。

 両親が好きで子供の頃よくバードウォッチングに連れて行ってもらった。

 家族旅行は野鳥が見られるところに行くことが多かった。軽井沢とか。

 軽井沢で見たクロツグミの囀りの美しさと言ったら今でもよく覚えている。

 口笛のような囀りだ。口笛と言ったらイカルもそうだ。あの頃はイカルのことを通称でペンギンと言ったが今でもそうなのだろうか。35年くらい前の話だ。

 というわけで、カワセミは綺麗だか案外よくいるということを知っている。

 カワセミで喜ぶか喜ばないかで初心者かそうでないかがわかる。

 社会人となるまでは神奈川県で過ごしており、今は関西に住んでいるが、オナガを見ない。関西にはいないらしい。

 カケスもあまり見ない。カケスの羽は美しいから落ちてたらラッキーというようなことを書いていた本があり印象に残っているが、そもそも野鳥の羽などその辺に落ちてはいない。

 ルリカケスは見たことがない。死ぬまでには見たいと思っている。

 カササギも見たことがない。見たい。

 コレクションに近い感覚だ。見た野鳥をコレクションに加え消し込んでいく。

 海外の鳥にはあまり興味がない。コレクションとしてハードルが高いからだ。