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生活

ダブり購入の郷愁

 メルカリで購入する場合で、個人からでなく企業から購入することがある。

 この場合、メルカリのやることリストに購入したことが提示されないので、あれ、買ってなかったかな、となり、ダブって購入してしまうことがありませんか。

 私は2回ある。

 アマゾンでは購入履歴を見れば買ったか買っていないかは明確だ。

 メルカリのやることリストも同じような見方をしてしまうためこのようなことが起こる。

 そういえば、学生時代に本に詳しい人が、同じ本を何冊も買ってしまう、ということを言っていた。

 大量に本を買って読むからこのようなことが起こるのだろう。

 大学に入って、こういう人がいるからかなわないな、と思ったものだ。

 周りがすごくて思い知らされる経験。打ちのめされる経験。

 自分の能力以上の人がわんさか存在する集団に属するとこのようなことが起こり、謙虚になると思う。

 この謙虚さも良し悪しであって、爆発的に突き抜けたことを成し遂げられなくなるのではないか。

 爆発的に突き抜けたことを成し遂げられる才能をもともと持っていると考えるのは思い上がりで、そもそも何も成し遂げられないことへの言い訳か。これは自分のことを言っている。まあ、なにグダグダ考えているのだということ。

 本のダブり購入は漫画でありがちだ。ちょっと懐かしくなって、エイヤでこち亀の真ん中あたりの巻を買ったところ、あっ、これ子供のころ持ってたのと同じだな、とか。

 損したと思いつつも、子供のころの感情がよみがえったりしてゆったりした気持ちになる。

 ちなみに今回ダブり購入したのは、中島らもの『今夜、すべてのバーで』。

 偶然だが、新装版と旧版であとがきが違ったのでよしとする。

 新装版のあとがきは町田康なのであった。

 酒飲みは酒飲みに惹かれあうのか。