高校時代は軟式野球部に入っていた。
硬式野球部が厳しく真剣に行っていたのに対して、軟式野球部は草野球の延長のように緩めに活動していた。
最初ハンドボール部に所属していたが夏の合宿が辛すぎてやめた。
運動部の合宿というものを初めて経験したが、ご飯食べてキャベジン飲んで、少し横になってすぐ走り込み、みたいな合宿だった。希少な経験ではあった。
背番号は10。
サッカーだとすごいのだが、ハンドボールとしてはとくに意味のない数字だ。
ハンドボール部をやめた後、中学の時にやっていた軟式テニス部に入った。
この部も入った当時1年生は私一人で、2年生になったときに3年生が引退したため、同時に私もやめた。
その後入ったのが軟式野球部だ。
ここでも希少な経験をした。
フォークボールを投げられる先輩がいたのだ。
その先輩はピッチャーではなく、趣味でフォークボールを極めていた。
もちろんテレビでプロが投げるフォークなどは見たことがあったが、打席からフォークボールを見るというのはなかなか経験できないのではないか。
フォークボールは、落ちるという感覚ではなく、球が回転しないからか、大きく見えて怖い。大きなボールが迫ってくる感じ。
確かに恐怖があり、今でもその恐怖を鮮明に覚えている。