FanPoteri
俳句短歌

断酒を趣味に

 断酒を初めて2週間。

 断酒をするとこんなに良いことがある、という本を読んで続けている。

 良いこととは、体調良くなる、睡眠の質が良くなる、痩せる。

 小田嶋隆の『上を向いてアルコール』、町田康の『しらふで生きる』、アレン・カーの『禁酒セラピー』、ルビー・ウォリントン『飲まない生き方 ソバーキュリアス』を読んだ。

 この中では小田嶋隆の『上を向いてアルコール』が特に読みやすく面白かった。

 インテリならアル中治せるというくだりにそそのかされた。

 インテリにはあこがれるのだ。

 自分はインテリではないが、インテリを目指すという生き方。

 思えば学生のころからその考えは変わらない。

 ゼミ面接でそのような発言をしたのだった。

 今思えば、なんだこいつ、という感じだろう。

 町田康などは飲んだくれのパンクロッカーのイメージだが、お酒をやめているのか。

 こちらも断酒心をくすぐる。

 断酒に良い本のサイトにはもう1点、中島らもの『今夜、すべてのバーで』もあげられていた。

 これも学生のころ読んだ。

 当時から飲んだくれている人に興味があったのだろう。

 中島らもと言えば『ガダラの豚』も昔読んだ。

 酒で失敗した人が出てきたと思う。

 『今夜、すべてのバーで』は内容忘れたのでもう一度読もうと思う。

 ということで、断酒が趣味の一つとして機能している。

 ジョギングや筋トレで体力と健康を手に入れるように、断酒により体力と健康を手に入れるのだ。

 実際、疲れにくくなっているようで楽しいといえば楽しい。

 飲んだくれに惹かれるといえば吉行エイスケ、種田山頭火、尾崎放哉にも惹かれる。

 学生の時に読んだ吉行エイスケの詩の「そしたらナメクジがとろけた」というフレーズが強烈に印象に残っている。