最近YouTubeで自己顕示欲という言葉を聞いた。
かなり久々に聞いた気がする。
自己撞着という言葉も最近聞かない。
一方で、承認欲求という言葉はよく聞く。
現代を象徴する言葉ではないか。
イミダスとか現代用語の基礎知識に載りそうな。
ツイッター、インスタ、YouTubeがまん延しているのを簡単に説明できそうな言葉だ。
違いは、自己顕示欲は自己中心的、承認欲求は他者中心的なのだそうだ。
バンドで目立ちたいという思いは自己顕示欲か。
こういう思いは中学高校の頃は確かにあった。
しかし歳を重ねるにつれ、そういった思いはなくなっていった。
諦めから来るのだろうか。
承認欲求はどうか。他者に認められたいという思いは確かにある。
認められたほうがベターくらいな感じ。
もちろん責められるよりはよほど良い。
だが『欲』というネーミングが良くない。
欲をかくのはみっともないという気がする。大の大人が。
他者の目など気にしないのが格好良い。憧れる。
しかしそれは古い価値観なのかもしれない。
あるいは、例えばこんな現象はどうだろう。
ブログやYouTubeで副業としてささやかな収入があったらなあ、と思う。
そのためには、内容に共感してもらわねばならない。
まず収入が欲しいなあ、があって、その手段として他者の承認を欲する。手段としての承認欲求。
面白いのは、まず収入が欲しいなあ、から出発する場合、炎上でも収入を得ることができそうだということ。
炎上したいなあ、は承認欲求だろうか。
どちらと言うと非承認欲求だ。