学士ではあるが、一応経済学が専門だ。
2001年入学の早稲田の政治経済学部の経済学科だ。
当時は専門科目は「経済学入門」と、「ミクロ経済学」「マクロ経済学」「統計学」のうち2つの単位をとれば学士号を得られたと思う。
数学的要素が強くて難しいと言われていた「ミクロ経済学」を避けたので、「ミクロ経済学」についてはあまりわかっていない。
「統計学」は今現在流行っているようなので、もっと真面目に勉強しておけばよかった。
内容はそれほど覚えていない。
「マクロ経済学」を学ぶと、大きな政府の立場で市場をコントロールする、ということになるので、学んだものを活かそうとして皆左寄りの思想になるのではないか。
市場に任せておくべき、ということになると学んだことを使えないからだ。
では「ミクロ経済学」を学んだらどうなるかということだが、学んでいない私にはわからない。
科学的に市場を分析するだけなのだろうか。
分析した結果を踏まえてコントロールしようとするのなら、それは左派的な発想だろう。
天気予報のように今後どうなるという予測ができるのか。
経済学を一応学んだのだが、インサイダー取引が犯罪となるのがピンとこない。
そういうルールなのです、と言われればそうなのだが、殺人や障害と違って実害が無いからか。
つまり他人事だということだ。
芸能人の不倫に無関心であることに近い。
むしろルールを守らせているわけで、強烈な国家権力を感じる。
守らなかったら犯罪者として逮捕されるわけなので。
インサイダー取引を規制しなかったらどういう社会になるのだろう。
株が信用されなくなり、誰も買わなくなる。
企業は資金調達が困難になり投資が鈍る。
故に経済が衰退する?
不思議なのは、資本主義を採用している国家はすべてインサイダー取引を禁止しているのだろうか。
2つ3つくらい禁止していない国家があってもおかしく無い。
無いのであれば誰がこのルールを主導したのか。
不思議だ。
かつて人類はインサイダー取引で酷い目にあったのか。