回転寿司のことを思い返す。
小学生の頃、近所におしどり寿司という回転寿司屋があった。
緑色の看板。
普通の寿司屋よりは安いが、激安というほどではなかった気がする。
皿の色によって値段が違うタイプで、一番安い皿は橙色だった。
実家の近所の店舗は30年前くらいになくなったが、他の店舗はまだ現役のようだ。
余談だが、実家の近所にかつてあって今はない店と言えば、家電のエル商会、ワットマン、コンビニのサンチェーン、ハートアンドハート。
安い寿司と言えば小僧寿しで、持ち帰り専門店だ。
当時はCMもよくやっていて、ドラえもんのケースに入った寿司が売られていた。
現在では激安の株として投機的に買われたりする。株価が10円なら、1円でも上下に動けば10%増減したことになるからだ。
そして回転寿司革命とも思われたのがかっぱ寿司の登場だ。
くら寿司、スシロー、はま寿司などの先駆けだったと思う。
安いのに美味しいと感動したものだ。
その登場はインパクトが強いが、何が画期的だったのだろう。
邪道の寿司の印象が強いのだろうか。
コーンマヨとか、エビアボカドとか。ハンバーグ寿司とか。
かっぱ寿司はいつの間にか人気がなくなっていた。
なぜだろう。
テレビのランキング番組で、一品もランクインできなかったのをたまたま見たことがある。
爆笑問題がMCをやっているやつだ。
当時は楠田枝理子も出ていた?
出演していた着ぐるみの河童が悲しむ演出がされていた。
これが世間に影響を及ぼしたのだろうか。
私の記憶の中ではかっぱ寿司は結構美味しかった記憶が残っており、確かめたかった。
車で30分ほどのところに店舗があったので行ってきた。
日曜日の12時というのに待たずに入店できた。
サーモン、ぶり、あじ、イワシなど食べたところ、想像を上回る美味しさだった。
なのにスシロー、はま寿司、くら寿司と比べて明らかに人が少ない。
値段だってさほど変わらず、量が少ないというわけではない。
今度から待たずに入れるのであればここが良いという気がした。