日曜日ラジオをつけたら、たまたまNHK-FMで今日は一日サザンオールスターズ三昧をやっていた。
しばらく聴いていると、「TSUNAMI」がかかった。
震災の話もあり不謹慎だからということでラジオやテレビではかけないのかと思っていたので、何か感慨深いものがあった。
ラジオから流れる「TSUNAMI」。
リリースされたのは浪人している頃だったか。
2000年頃。
代ゼミの酒井敏行先生はサザンのファンで、この曲を絶賛していたと思う。
逆手で黒板に板書する酒井先生。
ヱビスビールのことも絶賛していた。
プッチモニの「ちょこっとlove」も同じ頃か。
代ゼミの記憶とともになぜかこの2曲をセットで思い出す。
そして震災が2011年。
大阪の工場の2階の食堂にいたが、揺れた。
じんわり長く揺れた。
神奈川の実家、団地の4階は食器棚から食器が落ちてくる程度で済んだという。
テレビCMは公共広告機構ばかりだった。
この記憶があるということは、当時はまだテレビの時代だったということだ。
しばらく輪番の計画停電などをしており、昼間なのに信号がつかないことがあった。
この記憶が聞いた話なのか、実際に実家に帰って体験したことなのかは忘れた。
さらに14年が経過した。
コロナ禍を通過したり、いやあ色々あった。
色々と。
当たり前だが、私だけの経験ではなく、この時代を生きている人共通の経験だ。
差別化の時代、共通の経験を軽視しがちだが、今一度心に刻もう。
サザンは好きだが、ミス・ブランニュー・デイの良さに最近気づくほどのライトなファンだ。
これはYMO含むテクノのポップを意識した曲なのだ。
そして歌詞も良い。
流行に左右されるミーハーを皮肉っているのかと思ったら、それの何が悪いのというメッセージなのだと思う。
プッチモニの「ちょこっとlove」は、怖いイメージの後藤真希が楽しそうなので、癒される。
「TSUNAMI」はたまたまラジオでかかっているのを聞いたが、「ちょこっとlove」はほとんど巷では聞かない。