ロックを結構聴いてきた人生だった。
実家は団地だが、ミニコンポがあり、アイワのCDプレイヤーがあった。
アナログレコードプレイヤーにもつながっており、稼働率は低かったがレコードも聴けた。
よく見かける、自分で針を落とすタイプではなく、自動で溝を読んで勝手に再生してくれるタイプだ。
今考えると少し良いやつだったのだろうか。
レコードはジャズやタンゴのものがあったが、あまりかけることはなく、CDの時代に突入していたので、カーペンターズやセルジオメンデス、モンキーズやサイモン&ガーファンクル、そしてビートルズのCDがあった。
最初はビートルズよりもモンキーズやカーペンターズが好きだった。
どうも狙われて売れるように作られた曲が結構好きらしい。
後の産業ロックと揶揄されるものも結構好きだ。
エイジア、ジャーニー。
アメリカのものもまあまあ好き。ボンジョビ、ラット。
今考えるとレッキングクルーが関係している。
最近知ったが、レオンラッセルもレッキングクルーの一員だったのか。
全然イメージに合わない。
レオンラッセルは泥臭いイメージだ。
バングラデシュコンサートではセッションマンというより前に出てきてしまっている。
ヤングブラッドとジャンピングジャックフラッシュ。
これが格好良いのだ。
そしてビートルズのシーラブズユーが好きでそのあたりからのめり込んでいった。
ガイドブックとしてチャック近藤著の『ビートルズサウンズ大研究』を読みながら、図書館から借りてきたCDをカセットテープに落として繰り返し聴いた。
寝ながら聴いた。
だんだん、誰が歌っているか聞き取れるようになり、ギターやベースの音も聞き取れるようになった。
リッケン325や、J160E、エピフォンCASINO、リッケンベース。
レディーマドンナはポールがエルビスの真似をして歌っているそうだが、初めはリンゴの声に聞こえた。
チャック近藤も同じだったと書いており、この人は信用できるなと思った。
リンゴをドラマーとして評価もしており、当時としては少数派だったと思う。
今ではリンゴの評価は完全に覆っている。
でも、ドラムを叩きながら歌う人はもっと上手くやる人がいると思う。
それこそ、カレンカーペンターとかドンヘンリーとか。
ジェリーフィッシュのアンディスターマーとか。
リンゴは歌いながら叩くと歌が乱れると思う。それも味といえば味だが。