ドラえもんのOP曲と言ったら、我々の世代は『ドラえもんのうた』だ。
あんなこといいなできらたいいな、で始まる。
我々の世代の子どもたちが知っているドラえもんのOP曲は『夢をかなえてドラえもん』。
子どもたちにウケるので、この曲を聞く機会は多い。
その度にすごい良い曲だと思う。
そんなに期待せずに聞くということもあってか、心に染みるほど良い。
すでに『ドラえもんのうた』が定番化していたこともあり、第2の定番を意識して作ったものと思われる。
ひみつ道具の名前も織り込まれており、良い意味で2番煎じを狙って作ったのだろう。
それでこれだけ心を揺さぶるのだから、見事としか言いようがない。
2番煎じに注目すると、面白い研究になると思う。
商業との絡みで、巷には2番煎じが溢れている。
同じ人がやる2番煎じと、他社がやる2番煎じでもまた違う。
同じ人がやる2番煎じは曲や映画だ。
曲なら、キング・クリムゾンの『 21st Century Schizoid Man』→『Pictures of a City』、サザンの『勝手にシンドバッド』→『気分次第で責めないで』。マツケンサンバシリーズも。
映画なら2,3…と続くシリーズは皆そうだ。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『天使にラブソングを』など。
他社がやる2番煎じは食べ物などだ。
『ビックリマン』→『ラーメンばあ』『ハリマ王の伝説』など。
これとは別に、小説の映画化、アニメ化もあると思う。
映画が小説を超えるケースは結構ある。
『2001年宇宙の旅』『魔女の宅急便』など。
言いたいのは、2番煎じのものは狙って作るということなので、技術の蓄積という観点から注目に値するということだ。
1番煎じが天才で、2番煎じが秀才というイメージ。
秀才になら努力すればなれるかも。