高校生になる前にギター手に入れて、ちょこちょことギターを触るようになった。
ヤング・ギターをよく読んでいたので、その中で紹介される名盤をよく聞いた。
当然、ギターが活躍しているCDばかり聞くことになる。
幸いなことに市の総合図書館が近所にあったので、借りて聞いた。
名盤ともなれば、図書館に1枚くらいはあるものだ。
自分が弾くときの参考にしたいわけだから、誰がどのフレーズを弾いているかがわかりやすく聞きやすいものが良い。
スタジオ録音などで、たくさんオーバーダビングをしているものは参考にしにくいという意味だ。
とりわけ聞き取りやすいのは、トリオのライブ盤だ。
楽器が3つしか入っていないので、ギターの音だけを聞きやすい。
このような観点から、まずクリームのライブをよく聞いた。
アドリブで遊べるようになりたいとも思っていたから、うってつけだった。
ギターの音が聞こえればギターヒーローのエリック・クラプトンが弾いているということでわかりやすい。
しかもエリック・クラプトンのギターはかっちりしていて聞きやすい。
当然名演と言われる「クロスロード」を聞く。
「クロスロード」は、あまり触れられないがイントロに違和感がある。
これはカットされたものだということを知った。
つまり、もう少し長いイントロがあったあったところカットされたのか、誰かがカウントをしているところをカットされたということだ。
結果的につっこみ気味でスピード感が増しており名編集だと思う。
クリームの他のライブは、じっくり聞けば良いのだろうが、キャッチーではないので聞いていられない。飽きてくる。
そのような感覚の中でも、『グッバイ・クリーム』は好きだ。ジャケットも楽しそうだし。本当にこれで決裂して解散してしまうのか。
1曲目の「アイム・ソー・グラッド」は原曲よりかなり速いが、キャッチーで聞きやすいし、3人で殴り合いのような演奏が楽しい。
エリック・クラプトンはジャズっぽいフレーズなども入れたりして名演奏だと思う。しかし、この曲演奏が祭り上げられることはあまりない。