食の好みの変化はよく言われることだ。
なす、セロリ、牡蠣。玉ねぎの味噌汁も。
趣味については、子供の頃自分で好きになったものは今でも好きだ。
ギター、ロック、焼き物、詩歌。
子供の頃はさほどだったものが大人になって好きになる現象があると思う。
私の場合は親に付き合っていたバードウォッチング。そして、電車での家族旅行、駅弁。峠の釜めし。シウマイ弁当。
こういうものは、子供の頃に身につけた知識があり、大人になって時間がない中で勉強する必要がないので、趣味として昇格しやすいのではないか。
だから子供の時にある種無理やり経験させておくのは、将来の感受性豊かな生活のために良いことなのではないか。
季語にたくさん触れさせておけば、将来俳句に興味を持った時にかなり有利ではないか。
極端な例だったが、美術館で絵を見たり、ホールにクラシックを聴きに行ったり、書道展に行ったり、寺社仏閣を巡ったり。
今考えると、大学で寺社仏閣を巡るサークルに入ったら楽しいに違いない。みうらじゅんにも興味を持つことになるだろう。
会津八一など相当興味深い。書でも短歌でも仏教美術でも達人だなんて。