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生活

実家の自分のものはだんだん重要度が低くなってくる

 実家に帰ると、持って帰ってくれと言われる。

 例えば小学校や中学校の卒業アルバム。

 親からしてみれば、勝手に捨てられないというのはわかる。

 しかし、これらは40歳を超えるとどうでも良いものだ。

 大学生で少し時間がある時に、懐かしいな、と見返すことはあるかもしれないが、今はそんな時間があれば別のことをしたい。

 では老後時間のある時に見返すだろうか。

 見返す未来を想像できない。

 50歳、60歳となるにつれて、接する情報が増えてくるので、卒業アルバムの重要度は相対的に低くなってくる。

 今こそ捨てるべきか。

 同様に私が図工で作った工作や描いた絵なども親は捨てられないだろう。

 では私がそれらを必要としているかと言えば不要だ。

 今こそ引き取って処分すべきか。

 結局親が自己満足のために保管しているのだ、ということが親になった今わかる。

 子供たちは図工で褒められた絵などいらないと言うだろう。

 少し寂しいが、歴史は繰り返すのだろう。

 最近の若者は、という内容の1万年前の落書きとか。