FanPoteri
俳句短歌

断酒しようとした頃のこころざしはいづこへ

趣味になると思い断酒を始めたが、やはり続かなかった。

このブログを読み返してみると、飲酒して酔った時間で文章を書こうと考えていた。

しばらく続けたが、文章を書くことはそれほど上達せず、だんだん苦痛になってきた。

文章を書くことは好きなのだが、時間がかかる。

続けていたらスラスラかけるようになるかと思ったが、それほどでもなかった。

逆に、改めて飲酒への憧れの気持ちが芽生えてきた。

老後はお酒を楽しみながら、そのお酒に合う料理を作るというようなことを妄想するようになった。

簡単なワインセラーを買い、ワインを何本か買いためておき、それらのワインに合う料理をする。

ワインの世界は広いが、案外簡単に入手できる時代だ。

ワインショップへ足を運ぶなり、ネットで入手するなりで。

日本酒にも同様のことが言えるだろう。

日本酒は日本の地域と結びついているので、旅と組み合わせることができる。

旅先の居酒屋で地酒を楽しんだり。

ワインセラーは日本酒にも使える。

ビール飲みながら料理する格好良いヨーロッパのお姉さんの動画が頭から離れずにいる。

サルトルはワインではなくウイスキーを飲みながら作品を生み出したと言う話も頭から離れない。

酒仙と言われる李白に興味を持ったり。

若山牧水も酒の人、尾崎放哉も酒、種田山頭火も酒。

読書していても酒について扱った部分に目が入ってしまう。

科学的に健康の面では害しかないという。

文学の面ではかなり重んじられてきたと思う。

酒に興味があるものだから、酒のことを良く言っている文章ばかり探して、自らの知識を補修してしまう。

哲学や思想も同じようなものだ。

東浩紀も言っていたが、読書は満遍なく知識を得るものではなく、自分の考えを補強するだけのものでしかないのかもしれない。