町田康が自分が断酒する際、クリスマスと正月に酒を飲まずに通過すれば、ずっと飲まずにいられると思った、というようなことを書いていた。
そんなにも酒を辞めたかったのだろうかと不思議に思うが、町田康は町田康、私は私だ。
肝に銘じており、クリスマスは飲まずに通過できた。
しかし、正月に実家へ帰った際、父がシリアルナンバー入りの日本酒を用意してくれていたため、一杯だけ飲んでしまった。
この罪悪感ったらない。
あんなに酒好きの町田康が飲まなかったのに、私は飲んでしまった。
いや、世間に名を馳せている町田康だからこそ成し遂げたのであって、私ごときでは成し遂げられるものではないのだ、などと自分を正当化する。
よくよく考えてみたら、そんなに悪いことをしているわけではない。
自分の健康のためのことなのだから。
つまり自分の人生のことなのだから自己責任だ。
ちなみにこの正月はその日本酒1杯のみで通過できそうだ。
3日には近江神宮へ初詣に行き、おみくじをひいた。
吉だった。金運上昇のためには酒をつつしめ、とあった。
ちなみに妻も吉で、金のことで路頭に迷わないためには酒に溺れるな、と似たようなことが書いてあった。
神様が一家に対して、酒を辞めろ、というのであれば辞める気になる。
自己責任の断酒から、神様に言われて、という他力本願の断酒に切り替わった。
神社にお参りというのはすがすがしい気持ちになる。
お札を授かったり。
3社分並べて神棚のようなところに祀ると、満たされる気分になる。
神様の力かわからないが、ローソンのガチャで一等が当たった。1万円分。
アップルの初売りとぶつけて設定されたイベントのようで、また一年後忘れずにやろうと思う。