FanPoteri
早稲田

受験勉強としての政治経済

 昨日、総選挙ということで、受験では政治経済の勉強をしたことを思い出した。

 勉強をしたからピンとくるのは、総選挙と言ったら衆議院だということだ。

 議員全員を総取っ替えするからだ。では総取っ替えではなく、半数取っ替えの参議院議員は何と言うかといえば、通常選挙だ。

 当時は衆議院の議員定数は500、参議院は252だった。

 受験勉強だから覚えたが、現在は知らない。衆議院465、参議院248らしい。

 減っているのはなぜだったか。減れば税金は少なくて済むのだろうが。与党が有利だからか?

 20年前は日本史、世界史、政治経済の中では政治経済が最も勉強が少なくて済むということで、私は政治経済を選んだ。

 勉強をしなくても、一般的な常識で解ける問題があるということと、どんなに勉強しても解けない問題があるので、相対的に勉強量が少なくて済む、ということだった。

 『一発逆転マル超手抜き受験術』とか『一発逆転マル秘裏ワザ勉強法』いう本を参考にしたと思う。「マル秘裏ワザ勉強法」の方はなんと2024年版が出ている。

 受験で政治経済を選んだのは、大学に滑り込めたという意味では正解だった。

 また、日経新聞を理解できるし、今回の選挙のように生活に密接しているという意味で、勉強していて面白かった。

 東学の『資料政・経』という資料を使っていたが、興味深い内容だった。ロシアの大統領制とか、ドイツは大統領が象徴的な役割で首相が権力を持っているとか。

 ロシアの大統領は任期4年で3選禁止だったはず。それが任期6年となり、最近3選可能になった。1期6年でも長めなのに、3期で18年同じ大統領が可能ということ。

 これは、なぜ3選禁止にしたかを考えると危険と思うのだが、ロシア内部では結局ほかに大統領やる人いないよね、ということで落ち着くようだ。

 ところで選挙については毎回特番が組まれるが、人が職を失うか失わなないかというところを見ながらああだこうだ言い、選挙運動で疲れ切っている人に敗因を追及するインタビューしたりして、(当選しているならまだよいけれど)まあ悪趣味だと思う。そう思いながらも見てしまっているが。

 落選した人の疲れた表情を見ているとこちらも同情して疲れてしまう。

 気の毒だと思いつつ、そういう仕事なのだとも思う。もっと給料を厚めにして、その分定数を減らしてもよいのかもしれない。