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ホスト役の高橋弘樹は同時代に早稲田大学に所属していたのでウォッチしていると楽しい。
早稲田大学での講義や勉強を楽しんでいたようで、感覚も似ている。
こんなにも成功しているのでジェラシーも感じるが、私にはこれほどのエネルギーもないので、すごいなすごいなと思いながら見ているだけだ。
長谷川眞理子先生の生物学の講義が早稲田の講義で一番面白かったという。
やはりあの講義は面白かったのだ。
私が不幸なのは、大学の講義はこの面白さが普通なのだと思っていたので、ダントツで面白いとは思わなかった点だ。
語学と専門(経済学)の講義以外はどれも面白かった。
法学や政治学入門のような講義も面白かった。
講義ガチャで当たりばかりを引いたということなのだろう。
学生の間ではハセマリと呼ばれ親しまれていた。
講義で学んだことは、生物学は社会科学を考える手段になりうるということだ。
うすうす感じてはいたが、この発想はリベラル的には良しとされないのではないか。
というのは、血とか遺伝子とか、すでに人間の中に入っており変えられないものが原因で社会が形成されるということで、これは西洋の血が入っているから、中国の血が入っているから、こういう発想に至るのだ、ということになる。
本心はそうなのかもしれないな、と思いつつ、これを認めてしまうと政治的に厄介なことになってしまう。
生物は何十億年の話をしているのであって、人間の社会など何千年の話なのだから混同するな、ということになるだろうが、それでは結局生物学の社会科学への応用という面ではほとんど意味のないことになってしまう。