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生活

ビートルズのロールオーバーベートーベン

ビートルズのロールオーバーベートーベンはまあまあ有名な曲だ。

ジョージのボーカル。

よくよく考えると面白い曲だ。

まず、チャック・ベリーのカバーだ。

ビートルズのチャック・ベリーのカバーはジョニービーグッドとキャロルを聞いたことがある気がする。いずれもジョンのボーカルだ。迫力がある。

しかし、ロールオーバーベートーベンはジョージのボーカル。

ジョンは、俺に歌わせろ、と言わなかったのだろうか。

ジョンには少し大橋巨泉的なイメージを抱く。私だけか?

ちなみに、ポールはリトル・リチャードのルシールをカバーしている。

これは絶品。キーが高いので、ジョンは歌えないだろう。

ロールオーバーベートーベンはハンドクラップが入っていて疾走感がある。

ビートルズはハンドクラップを入れている曲が結構ある。

レコードではハンドクラップが入っているが、当然ライブでは入っていない。

演奏しながら拍手できないので。

この違いが面白い。

ハンドクラップが無いからといって物足りなさを感じないのが不思議だ。

あと、これはむしろチャックベリーが面白いという話だが、ベートーベンが英語の歌詞として歌われるのは違和感がある。

ベイ・ト・ホー・ベ・ンみたいに5音使い、字余りみたいに聞こえる。

日本の歌になればベー・トー・ベンの3音だろう。

ベートーベンに恋してドキドキするのはモーツァルト、のように。

この字余りのようなベイ・ト・ホー・ベ・ンにジョージの訛ったような発音で歌われるので冷静になると非常に違和感があるのだが、違和感を乗り越えてスタンダード化されている。