記憶がごっちゃになっているのだが、絵仏師良秀とはなんだったか。
教科書に載っていた?
絵仏師なのだから、仏像を彫る人ではない。
仏様の絵を書く人だ。
火の鳥の我王とは違う。
ちなみに漫画の中で茜丸が作った鬼瓦より我王が作った鬼瓦の方が凄い、という描写があるのだが、まあまあの鬼瓦と凄い鬼瓦を書き分けているのがすごいと思った。
手塚治虫に凄いと言うのはおこがましい話だが。
絵仏師良秀調べてみたところ、宇治拾遺物語?
高校の古文で習ったのか?
ミケランジェロとか教会で絵を描く人に近いのだろうか。
絵仏師ではなく、仏師の話としては、佐佐木幸綱先生の講義を思い出す。
仏師は仏様を彫るのではなく、もともと木の中に仏様が存在するのを助けるだけ、という考え方をするのだ、という話をしていた。
これは経理業務に似ていると思った。
期末には理論的には利益が確定しているが、取引を仕分けることによって、仕訳することによって、利益を見える化するのだ。
記憶をたどると、幸綱先生は、料理人も同じだ、と続けた気がする。
素材の味を活かすって言うでしょ、と。料理人は素材を助けるだけ。
この話が記憶に強く残っている。
なるほど、と腑に落ちたのだろう。
私の人生史上、腑に落ちランキング上位だ。