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生活

歳をとるに従い戦争に対する接し方が雑になる

今も世界で戦争が行われている。

早く終わらないかと思う。

この歳になり、少なくとも義務教育の頃より世間を知ることになった。

今思えばかなり強烈に戦争反対の教育を受けたと思う。

日本は反省するべきだ、繰り返してはならない、という流れの教育だ。

今ではそれほど卑屈にならなくても良いのでは、と思う。

戦争には反対だが、その反対する理由がかつては自分が戦地へ行きたくないし、戦争により被害を受けたくないからだった。

戦争賛成ならば、戦争により被害を受けても文句言えなくなってしまう。

しかし、歳をとるに従い、だんだん生への執着が小さくなってきた。

小さくなったと言っても劇的にではなく、相対的にだ。

死には確実に近づいているので、これは認めざるを得ない。

これに伴い戦争に反対する思いが相対的に薄くなってきているように感じる。

どこか他人事に思える。

あるいは自分が生きるのに精一杯で、よそでの戦争のことについて考えていられないということが起こっているようだ。

戦争や平和について考えることで生活している人以外は、歳をとるに従い戦争や平和に対する接し方が雑になって行くのではないか。