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静嘉堂文庫美術館の曜変天目は漫画のよう

静嘉堂文庫美術館へ行ってきた。

曜変天目が見られるというので。

5日に行ってきた。

11時頃に入館したが、それほど混んでおらず曜変天目は2分くらい並んだあと見ることができた。

すでに藤田美術館、大徳寺、ミホミュージアムのものは見ているので、これで全て見たことになる。

一番美しいと言われる静嘉堂文庫のものだが、やはり美しい。

美しいが、冗談のような、漫画のような美しさだ。

ある種の毒々しさも感じられる。

これでお茶を飲もうという気にならないが、抹茶の緑もある意味毒々しいので、掛け合わさって何か神秘的な雰囲気を発する可能性はある。

レプリカの曜変天目で良いので、お茶を飲んでみたいものだ。

曜変天目を見る中で、油滴天目も案外良いと思うようになった。

金閣に対する銀閣的な良さがある。

一方で歳をとるとやっぱり金閣のギンギラ感が逆に良いのだという揺り戻しがあるように、曜変天目に戻ってくるかもしれない。

曜変天目にしろ油滴天目にしろお点前は台天目という特殊な動作で振る舞われるはずだ。

振る舞われる側も復習しておく必要がある。

レプリカの曜変天目でお茶を飲む時のために。